新聞記者から学ぶ
2021.07.20

2年生のホームルームの時間、中日新聞社記者吉本章紀様から「新聞の読み方」についてお話を伺いました。

いつも講演者は女性が多いので、生徒たちは若い男性の吉本さんに戸惑っていた様子も見られました。

 

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新聞を読む時に、まず1行を読めば記事の内容がすべて理解でき、後の行はその説明文になっていることを話していただきました。

そして、小説と新聞記事は真逆であり、その理由も生徒が理解できるように話してくださいました。

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本校では、授業に新聞記事を取り入れながら授業を行っています。

最近は新聞を取らない家も見られ、なかなか新聞を見る機会もない生徒もいると思います。

今日の吉本さんのお話を聞き、次回から新聞を手に取って読みたいと思う生徒が増えたのではないかと期待しますが・・・。

 

生徒達がどのように感じたのか、感想文を抜粋し紹介いたします。

 

1-4*・・・もう一つ考えたことは、「反対側の意見にも配慮すべき」と言うことです。私の文章は自分の意見を押し通すものが多いです。しかし、新聞のようにあらゆる人に読まれる文章は、片方の意見だけに焦点を合わせてしまうと、読む人の知識が偏ってしまいます。だから、私も両方の視点から物事を捉えられるように頑張りたいと思いました。

 

*インターネットはいくつかのニュースが載っているので、目につきやすく知りたいことや分からないことがあれば、すぐに検索することができる特徴があるが、新聞では200以上のニュースが載っているので、自分が興味を持たないジャンルにも意図せず出会うことができる特徴を知って、新聞の面白さを知りました。

 

howto_hana_bara_img_01*新聞は初めの第一段落に、すべてのことが書かれているということが、分かりやすい新聞の秘訣だったのだと納得しました。味気がない文章だと思っていたのですが、新聞は必要な部分だけ残し後は切り取っていることを聞き、誰にとってもわかりやすい文章とは、こういうことなのだと実感しました。

 

*自分が言いたいことをきちんとまとめられるか、まとめられないのは、自分が何を言いたいのか自分自身が分かっていないと言う言葉を聞いて、レポートや小論文に役立つなと感じたと同時に、日常生活でも友だちや家族に話をする際に気をつけるべき点であるなと思いました。

 

345096_1406678_img*自分の言いたいこと(見出し)を明確に決めてから本文を書くと聞いて、なるほどと思った。そうしたほうが相手に伝わりやすいなと気づけたので、これからそれを意識して文章の構成を考えたい。

 

 

 

「新聞は堅苦しい」というイメージを持っていた生徒たちは、吉本さんの第一声「新聞の第一段落に結論が書かれている。そこを読めば内容がわかる。」を耳にして、吉本さんのお話に引き込まれていきました。

文章の起承転結の書き方など、生徒たちにとって苦手な文章をどのように書いていけばいいのかヒントをもらった感想が多く見られました。

特に、反対の意見を想定しながら文章の中に盛り込んでいくことから、反対の意見を知ることの大切さにも気づけたのではないでしょうか。

吉本さんのお話から、自分のコミュニケーションの取り方についても考えを広げた生徒もいて、学び多き講演会でした。

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今日で1学期も、無事終了することができました。コロナ禍の中で行事も縮小して行ったり、延期になったりしましたが、生徒たちに感染者も出ず、みんなが安心して過ごすことができました。ワクチン接種が進むにつれて、感染者も減少し、2学期は予定されていた計画を無事実施することができればと願っています。

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