10月23日(土) 第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会愛知県予選準決勝が知多フットボールセンターで行われた。対戦相手はちょうど5ヵ月前の5月23日にインターハイ予選で苦汁をなめさせられた豊川高校。8月の皇后杯愛知県予選の決勝でも敗れている相手である。お互い手の内も選手の特徴もスカウティング済みで、激戦は必至。ゴール裏ではサッカーダイジェスト記者の大森琢磨さんもカメラを構える。舞台は整った。あとは主役の選手たちが日ごろの練習の成果を発揮するのみ。 前半は風上でキックオフ。立ち上がりから押し気味にゲームを進めるつもりが、ディフェンスラインからのドリブルの仕掛けに戸惑い、逆に後手に回る立ち上がりとなった。程なく、ゲームは落ち着き、一進一退を繰り返す。飲水タイムを終えた前半20分、ふうか・しいな・あやかのコンビネーションから、あやかのクロスが直接ゴールに吸い込まれ、先制に成功する。その後、負傷退場があったものの、1対0で前半終了。ただ風上の1対0は同点と同じ。勝負は運命の後半へ。当然、豊川の攻撃はギアを一段上げて攻め込んでくる。そんな中、後半5分中盤で奪ったボールをしいなに展開。そこで豊川のお株を奪うかのようなドリブルで追加点を奪う。今まで取り組んできたことを繰り返し挑んでくる豊川イレブン。それを耐えるカピタニオイレブン。見応えのある試合はそのまま2対0でタイムアップ。決勝進出を決めるとともに、東海大会(11月6・13・14日愛知県開催)出場の権利を得た。とにかく愛知県予選も本当に厳しい戦いの連続である。豊川高校の牛田監督、スタッフ、選手の皆さん、関係者の皆さんありがとうございました。
by 上杉鷹山