第31回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海予選
2022.11.14

 2022年11月13日(日) 2年連続11回目の全日本高等学校女子サッカー選手権大会への出場を決めた。少し振り返る。

 11月12日(土) 準決勝。対戦相手は後藤監督率いる常葉大橘高校。試合会場は三重交通Gスポーツの杜鈴鹿の第2ピッチ。隣のメインスタンドでは、三浦知良(KING KAZU)が所属する鈴鹿ポイントゲッターズのホーム最終戦が行われている。勝てば全国の決まる試合。当然このゲームで出場を決めたい思いがお互い交錯する中、定刻通りkick off 。ゲームの入りも動きもよかったが、前半9分、一瞬の隙をつかれ、失点。そこから何度も橘ゴールに迫るものの、得点は奪えず、相手の攻撃にもGKこはるが中心となって奮闘し、相手の得点を許さない。すると、前半35分、混戦の中からしいなが豪快に決めて、1対1。そのまま前半終了。勝負は後半に。するとメインスタジアムから大きな歓声が…。ただ今の得点は『みうらかずよし』のアナウンスが聞こえてくる。その声に思わず反応。これがまずかったのか、後半7分に失点すると、続く17分にも失点。ずるずると行きかかったゲームだったが、諦めずに1点を奪いに行く。結果はそのまま1対3で敗戦。多少運に見放された部分はあるが、橘の個の技術と連動、ボランチとCBのボールの動かしに翻弄された形となった。

 11月13日(日) 3位決定戦というか、代表決定戦。対戦相手は豊川高校。県予選では勝っているとは言え、過去の対戦など全くあてにならず、余計にやりにくさがある。立ち上がりから動きが硬く、豊川に押し込まれる展開。最初のCKも豊川で、嫌な予感すら漂ったが、何とかしのぎ、浮足立ったまま、飲水タイムに。文字通りの水入りで、選手たちに落ち着きが出てきた。すると、前半25分、コーナーキックの流れから最後はしいなが決め、先制する。いい流れの前半にもう1点奪いたかったが、豊川の選手たちの頑張りもあり、そのまま1対0で前半終了。後半豊川も選手交代で勝負に出る。次の得点は後半21分、コーナーキックからりりが押し込み、2対0。29分にもりりがヘッドで決め、3対0。最後まで集中力を切らさず、3試合ぶりのクリーンシートで雨の中の戦いを制した。ここまで書き表すことのできない程の日々の苦労があったことは確かであるが、今日の勝利ですべて消し飛んだ。もう一度やり直せと言われてもそれは無理である。キャプテンめいが試合が終わり、第3位の表彰を受けた後、安心感からだろうか泣き崩れた。普段は気丈に振る舞い、冷静さを保ち続けためい。要求も多く、本当に苦しかったと思う。めいだからこそ、この結果である。ひとまずお疲れ様。

 東海大会の開催にあたり、ご尽力いただいたすべての方に感謝します。本当にありがとうございました。特に三重県高体連女子サッカー専門部委員長の田中伸弥先生(三重高校)お世話になりました。念のために書いておきますが、天狗のごとく、鼻は伸びていませんよ。by king tada きっとこれがダメなのですね。

 全日本高等学校女子サッカー選手権大会(2022年12月30日~1月8日)に出場する32校に名乗りを上げた。東海地区を代表するチームとして、また愛知県を代表するチームとして全身全霊を賭けて戦います。これからも応援の程よろしくお願いします。