5月21日(土) に第76回愛知県高等学校総合体育大会女子サッカー競技準々決勝が春日井商業高校で行われた。伝統校の春日井商業高校サッカー部は創部以来最少の5名での活動でありながら、グラウンドを提供してくださった。感謝とともに、春商サッカー部の存続および発展を強く願う。本校が創部した1990年には愛知県の高校には3チームしか登録がなく、その当時のオリジナル3(オリジナルスリー)は、春日井商業高校、愛知女子高校(現啓明学館)と本校である。
対戦相手は安城学園高校。3年前のインターハイ予選では同じ準々決勝の舞台で対戦し、敗れた苦い思い出がある。チームカラーと本田圭佑や香川真司の活躍もあり、ACミラン対ドルトムントと監督同士で勝手に盛り上がって、はや10年近くが立つ。過去の対戦成績は本校に分があるが、毎年メンバーが入れ替わる高校サッカーにおいては全くあてにならない事は言うまでもない。言っちゃったけど…。。
開始早々に安城学園が決定的な場面を迎える。そこははるかが身体を張ってしのいだが、安城学園のこの一戦に賭ける気概を強く感じるシーンの1つであった。独特の緊張感、戦術的なこともあり、思い通りの展開にならない。相手GKのファインセーブだけでなく、選手一人ひとりの反応もよく、前半は0対0での折り返しが濃厚と思われた前半32分、コーナーキックかられながヘッドで決めた。攻める時間は長くとも得点を奪えないチームを救う一発となった。そのまま前半を1対0で折り返す。後半に入ると、自分たちのリズム、落ち着きを取り戻し、前半の課題が修正できた。とは言え、得点は1点差で、相手もミスを誘うべく、ギアを上げ、プレスをかけてくる。But 後半23分、せりののパスに反応したしいなが豪快に決めて、2対0とリードを広げる。その後も集中力は途切れず、無失点で試合を終えた。予想通り、苦しい試合展開となったが、不満を言い出したらキリがなくなる。選手たちはこの試合での目標は達成したのである。さあ、みんなで次のゲームに向けて準備を進めるだけである。