【長崎紀行②】旅のあらまし後半 
2024.12.04

ハウステンボス

 


 

◇3日目◇

3日目の午前中は、コース別研修。私は「軍艦島ミュージアム・ペンギン水族館」コースに参加。「軍艦島ミュージアム」は、昭和世代の私にとって「懐かしい」の一言である。幼い頃の微かな記憶が蘇ってきた。ⅤRで島の全貌を眺めることもできる。「長崎ペンギン水族館」、いろいろな種類のペンギンがいて、ペンギン好きには、たまらない。餌付けも間近で見られた。

午後は「ハウステンボス」で半日を過ごす。ハウステンボスのホテルでのランチバイキングも美味しかった。ちょうど北海道グルメフェアをしていて、長崎で食べる北海道料理(ジンギスカン、ちゃんちゃん焼き、味噌ラーメン、海鮮丼etc.)は不思議だけど格別だった。

昨年に引き続き、「ハウステンボス歌劇団」を無料席で観劇。公演していたのは「チーム輝」の「君に出会えた奇跡」。中世ヨーロッパのとある国を舞台に、月明かりのもと偶然であった兵士と王女が恋に落ちるが、時代に翻弄され、引き裂かれる悲恋の物語だ。今年はいくつかのアトラクションも体験。「ミッション・ディープシー」では、深海13,000メートルで消息を絶った探査艇を救出する作戦に参加、深海へ行き、遭難した乗組員を救助した。日が落ちると園内は一斉にライトアップされる。ハウステンボスでは11月8日からもうクリスマス・モードとなっており、クリスマスのイルミネーションに包まれ、思わずヨーロッパの聖夜に迷い込んだような錯覚に陥る。

ペンギン水族館

クリスマスモードのハウステンボス

宿泊したホテル・アムステルダム


 

◇4日目◇

一夜明け、修学旅行も最終日。ハウステンボスのある佐世保から再び、長崎市内に向かう。旅の締めくくりとして最後の目的地「浦上天主堂」で「みことばの祭儀」を行ない、平和を祈るとともに、旅行を振り返り、この貴重な機会を与え支えてくださった方々への感謝の思いを新たにした。司式を行なってくださった西神父様のお話は、平和の意味について自分事として深く考えさせられるお話で、たいへん感銘を受けた。(この内容については稿を改めたい)

帰りの新幹線でお隣の席だった先生が「旅のあと、いろいろ思い出して振り返って反芻するのも楽しいですよね。」とおっしゃっていて、「確かに」と思った。写真だけでなく、見たり聞いたり考えたり感じたりしたことも全部という意味だ。旅をその場限りにしては勿体ない。

校長 村手元樹

*反芻(はんすう)・・・繰り返し考えたり、味わったりすること