第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 
2024.01.19

新年が明けてしばらく経ちますが、今年も私および本校サッカー部もよろしくお願いします。

記録のためにも今大会を振り返る。

既報の通り、1回戦の相手は平成5年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で第3位に輝いた星槎国際高校湘南。5年前の高校選手権大会では初優勝を飾っている。奇しくも今年のインターハイでは準々決勝で対戦し、0-3で完敗し、ベスト4の夢を絶たれた。その年に1回戦で対戦とは…。選手たちもスタッフももちろん私も強いリベンジに燃えてこの一戦に臨んだ。

立ち上がりに相手のシュートをGKこはるがファインセーブ。このプレーがチームにも大きな勇気を与える。星槎にボールを握られるも決定的なシーンは作らせない。そのまま前半を0-0で折り返す。後半に入り、相手の攻撃にも慣れ、徐々に本校のリズムになる。すると、54分ざわがドリブルからペナルティエリア内に侵入。相手がたまらずファウルを犯し、PKを獲得。それをしいなが落ち着いて決め、1点を先制。願ってもない展開だが、時間は十分にある。当然星槎攻撃陣もスウィッチが入り、攻撃が活性化。慌てる様子もない所はさすがである。すると、61分に同点ゴールを許す。そのまま時間が過ぎ、PK戦もちらつき始めたアデイショナルタイムに、せりの↑しいな↑とパスが繋がり、最後はざわが劇的な勝ち越しゴールを決め、2-1で勝利した。世間を騒がす、会心の勝利を演出した。

2回戦は関西地区第1代表の大阪学芸高校。激戦区の関西で優勝し、学芸史上最強のチームとの触れ込み。試合当日に発熱の部員が3名出たものの、何も言い訳はできない。立ち上がりから多彩な攻撃の前に防戦一方。ただざわの本校ファーストシュートはバーを叩く。30分中盤で失ったボールからカウンターを仕掛けられ、失点。そのまま前半を0-1で折り返す。後半に入り、前半同様に耐える時間帯が続く。60分過ぎにシステムを変え、同点ゴールを奪いに行く。チャンスはあるものの。ゴールは割れない。すると、75分PKの判定から追加点を奪われる。その3分後に、きれいな形で決められ、0対3で敗戦。結果ベスト16で今大会を終えた。

ここまでチームを引っ張ってきた3年生。それぞれの道で、また新たな場所で活躍を願う。常に勝利を求められ、プレシャーとの闘いでもあったが、よくその苦難を乗り越えて、結果を出し続けた💮7人と入学当初から少ない人数で、ななみはすぐに怪我で離脱してマネージャーに転身。キャプテンはるか・副キャプテンしいな・DFりり・MFせりの・MFここな・GKいっしー本当にお疲れさまでした。また、ここまでチームをサポートしてくれた保護者の皆様、教職員の皆様、OG、サッカー関係者の皆様にもこの場を借りでお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

昨年の結果を振り返る間もなく、チームは新たな船出に旅立った。どうなることやら。不安や期待が頭の中を駆け巡る。今年1年温かい目のお守りください。よろしくお願いします(__)