第46回皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会愛知県大会準決勝&決勝
2024.07.16

7月14日(日)に第48回愛知県女子サッカー選手権大会(皇后杯愛知県予選)準決勝が朝日インテックW0venFieldで行われた。対戦相手は東海リーグ2部所属の至学館大学である。雷⚡の影響で試合開始が30分遅れ、天候によっては前半で打ち切りの可能性もあったが、雨が降る程度で試合は成立した。先週は気温が高過ぎてのレギュレーションの変更と、運営・選手・観戦者を悩ます、大会となった。

前半から本校がボールを握るものの、至学館大学が強いフィジカルから大きなボールで本校ゴールを狙う。本校も新しいシステムが機能し、右サイドから効果的な攻めを展開。すると、前半12分、先発出場に燃えるさきが右クロスに反応し、身体ごと押し込み先制。前半を1-0で折り返し、後半も同じような展開が続く。途中出場の交代選手も全力を出し切るも追加点は奪えず、後半は0-0。合計1-0で勝利し、決勝進出を決めた。

7月15日(月)に皇后杯愛知県予選決勝が前日と同様、朝日インテックWovenFieldで行われた。対戦相手は豊川高校に2-0で勝利し、初の決勝進出を決めた同朋高校。くしくもインターハイ県予選で辛酸をなめさせられた相手である。豊川戦を見る限り、勢いだけでなく実力も備わっている。

スターティングメンバーは前日から3人を入れ替え、システムも変更。試合時間は40分ハーフ。雷の心配はあるものの、コンディション的には問題はない。立ち上がりから同朋高校の選手たちの気合いが伝わってくるが、それがファールとなり、本校部員を苦しめる。ただここ最近では一番の出来と言っていいくらい、落ち着いてボールを動かす。ところが肝心なシュートまで至らない。前半34分、大きな展開から最後は今大会初先発のなのはが右隅にシュートを決め、先制する。1年次からBO・CB・SHとあらゆるポジションを経験し、最近のFW起用で、決勝の大舞台で結果を残した。その喜びは得点後の涙に表れている。前半はそのまま1-0で終了。後半に入り、なのはを下げ、さきを投入。後半20分、そのさきがキーパーの弾いたボールを頭で押し込んだ。貴重な追加点で2-0とリード。そのまま逃げ切り、2-0で勝利し、2年ぶり4回目の愛知県チャンピオンに輝いた。ベストイレブンにはさきゆりが選出され、MVPにはこんが選出された。

結果に拘り、暑い中トレーニングを続けてきた成果が出たことは率直に嬉しい。今の3年生が最上級生になってから公式戦のタイトルはこれが初めて。しかも価値の高い大会である。その陰で登録に外れたメンバーも試合に出れなかった選手もいる。昨年と違い、メンバーをある程度固定して、熟成を図るやり方はしていない。図抜けた選手がいないこともあり、チーム内は競争が激しくなりつつある。また誰にでもチャンスはある。まだ志半ば。意識改革を忘れず、次のステップに進もう。特に個人戦術には改善の余地がまだまだある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高の仲間と最高の瞬間を味わうために!

君たちの挑戦はまだまだ続く!!