3年間の高校生活を無事終えることができたことを感謝するために、3年生と保護者の方々が布池教会に集まり感謝ミサを行いました。
広い聖堂が生徒たちと保護者でいっぱいになり、春日井教会北向修一神父様の司式のもとに厳かに行われました。神父様はミサの中で次のように、お話をしてくださいました。
「・・・卒業の旅立ちは第2の誕生と呼ばれます。
第1の誕生は文字通り、両親から生まれ愛されながら育ってゆくことです。
第2の誕生は自己をもって社会の中に飛び込んでいくことを言います。
翼を羽ばたかせ自分の意思で飛ぶと、上空に行けば行くほど風は強くなり、苦労や悩みも大きくなります。
しかし、それは成長の痛みです。皆さんはこれから高く高く飛んでいけるでしょう。
けれども時には羽を休ませたり、もう飛べないどうしてよいか分からないと諦めることもあるでしょう。
そんな時は、一粒の麦になろうとした3年間を思い起こしましょう。
一粒の麦は、愛の種です。
ただ愛だけそれ以外必要がないものです。地位もお金も才能もいりません。・・・・
どんなに成功してもどんなに立派になろうとも愛がなくては、無に等しい。
愛こそが実を結び私たちを羽ばたかせる力になることを、限りある学校生活の中で自然に学んでほしいと願い、聖バルトロメアは生徒の学び舎を作ったのだと思います。
その思いを胸に刻み、このミサを締めくくりとして改めてこの3年間を感謝を込めて捧げましょう。」
と、卒業生にお話をしてくださいました。生徒たちの心に3年間の思い出が、走馬灯のように思い出されたのではないでしょうか。
ミサの終わりに、北向神父様から一人ひとりの頭に手を置いて祝福を受けている姿を見ながら、生徒たちのこれからの歩みを神様が見守り導かれていくようにと私たちと保護者の皆様でお祈りを捧げました。