その中で、春の温かな日々が訪れるように、3年生たちは新たな門出を迎える準備をしていきました。
2月25日は感謝ミサ。
コロナ禍の中で今年もカリタスホームで行いました。
司式は、春日井教会の北向神父様にお願いいたしました。
その中のお話を抜粋して紹介します。
「・・・友達とはあなたの欠点を愛してくれる人(チャールズ・M・シュルツ)。
3年間でこのような友達をたくさん得たと思います。
思い出されるのは友達と共に歩んだ記憶が大半かもしれません。
授業や行事や部活動・プライベートで友情を育んできたことでしょう。
また同時に私たちは第3者の視点から見守ったり、アドバイスをしてくれる人もいたはずです。
この学び舎で進路だけではなく、一人の人間として3年間を過ごすかについて、先生方も腐心してきました。
振り返ってみれば、カピタニオ女子高等学校はそのようなことを大切にする場所であったことを、皆さんはお気づきになっていることでしょう。
・・・それはあなた方が社会の中で。
一粒の麦になるために必要なことだったから。卒業した後、種の栄養を使って種子が芽吹くように、大きく成長してほしいからです。
神様の愛はどんな時でも私たち一人ひとりに「あなたが大切だ」と言ってくれる愛です。
その愛を他の人にも自分にも向けてあげられるようになって、初めて私たちは一粒の麦になれるのです。・・・」
生徒達一人ひとりの表情を見ていると、神父様がお話してくださったように3年間で自分の種に必要な栄養を与えてきたことが分かります。
そこには入学時の幼さは見られず、これから先社会の中で自分らしく輝き、社会の一員として生きていく力を蓄えている女性の顔がありました。