卒業感謝ミサ
2024.02.27

曇り空を見上げ、雨が降らないことを祈りながら感謝ミサの準備を生徒たちと共に行っていました。

みんなの願いが届いたおかげで、雨が降らず無事に感謝ミサを終えることができました。(笑)

 

保護者の方々も大勢参加してくださり、この3年間の学校生活を終えられることを感謝しました。

司式をしてくださった春日井教会主任北向修一神父様は、旅立つ3年生に向けて、次の言葉を贈ってくださいました。

 

「私たちは入学以来、一粒の麦という言葉を大切にしてきました。

・・・一粒の麦は愛の種です。

ただ愛だけそれ以外必要がないものです。

地位もお金も才能もいりません。

聖バルトロメアは皆さんの三年間の友情をこう語っています。

『友情は善行における互いの協力である。人は友情の中で誠実により良く自らを善行に費やすことができる』。

この言葉は愛を持って隣人と向かい合い協力しようとすれば、自分からなすべきことを誠実に行い選択できるようになるよということです。

この三年間は打算無く同じ学び舎で一緒に勉強をしたり、食事をしたり、活動を行うことで自然に互いを大切にすることを行ってきたはずです。

ただ微笑みを交わしたり、励ましたり助け合ったり、それも十分な愛です。

不思議なことに友達のために何か力になってあげたいと思う時、私たちは信じられない力や労力を厭わなかったはずです。

そこに原点があるのです。

この学校で学んだ私たちが自分らしく社会の中で輝き、周りの人と協力しながら、希望と未来を作り上げることができますように。

そして私たちの誇りである卒業生の上に溢れるほどの恵みを一粒の麦である一人一人の上に神様が注いでくれますように。

一同、心を一つにして卒業感謝ミサを捧げて参りましょう。」

 

ミサ中に歌われた聖歌の歌声を聞きながら、3年間のことが思い出されてきました。

それは、生徒たちにとってはなおさらでしょうね。

 

聖歌、聖書朗読、キャンドルサービスと異文化に初めて触れた入学式。

「天におられる私たちの父よ・・・。アーメン」

と毎朝唱えた主の祈り。

聖歌や祈り、聖書のみ言葉に養われて人間らしく成長できた3年間の実りを、これから徐々に実感していくことでしょう。